新型コロナウイルス流行期間中は、これまで以上にお子様の体調管理に気を使われているのではないでしょうか?お子様の健康状態を管理する為に、平熱を把握しておくことも大切ですが、正確に体温を測れているでしょうか?そこで、体温の正確な測り方についてお話いたします。
まず、体温計にも色々と種類があります。
一番正確に測れますが、5分以上挟んでおくことが必要。
1分間ほどで測れるのでとても便利ですが、水銀体温計より幾分高く(または低く)出ることがあります。
1秒で計れますが、予測体温表示のため、病気などのときに正確な体温を知りたい場合には不向きです。
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正確に体温測定するためには、腋窩(えきか:脇の下のくぼんだところ)で測定しましょう!!
①体温を測る前に、脇を拭きましょう!
※汗をかいていると、うまく測定できません。
②衣服の下から体温計を入れ、体温計の先端が脇のくぼみ(腋窩)の奥にあたるように、下から斜め45°の角度で挟みこみます。
※襟ぐりから体温計をいれて測ることは、おすすめしません。斜め上からの挿入になり正確に測れません。
③脇に挟んだだけでは不十分で、体温計の先端を脇のくぼみの奥に押し上げるように挿入し、その位置を測り終えるまでキープすることがポイントです!!
体温は一日中同じ温度ではありません。朝は低めで、夕方は高めです。運動後や、食事をした後も体温が高くなります。赤ちゃんは厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまうことがあります。
平熱を調べる場合は、健康時の決まった時間(朝、昼、夕、寝る前)の食事前に、安静な状態で体温を測りましょう。記録することにより、お子様の平熱を把握でき、健康管理に役立ちます。
何かお困りの症状があれば、お気軽に当クリニックにご相談・ご受診ください。