乳がんは女性のかかるがんの中で最も多く、また年々増えてきており、統計学的には12人に1人ががんになっています。母乳を作る小葉(しょうよう)や乳管の内側の細胞ががん化することにより発症すると言われており、30歳代から増え始め、40歳代後半で最もかかる人が多くなっています。
早期に発見し、適切な治療を受けることで9割以上が治るといわれていますので、自己検診を行うとともに、早い段階でがんを見つけるために検診を受けましょう。
当院では、初回の方はマンモグラフィ、超音波の併用による 検診③ をお勧めしています。2回目以降は乳房内の乳腺の構成、病変の有無により、
① マンモグラフィ+触診
② 乳腺エコー
③ マンモグラフィ+触診+乳腺エコー
から選択となります。月に1度の自己検診、年1回の受診をおすすめします。
今回、当院内に自己検診モデルを導入いたしました。
3人の異なる女性の乳房(大・中サイズ)から実際に型取りして作られた乳房検診シミュレーターです。
本物のような質感を持つ3つの乳房は、正常な乳房、2個の良性しこりのある乳房、3個の悪性
しこりとそれに伴う皮膚症状・陥没乳頭のある乳房を再現しています。
是非、実際に触れたときの感覚を体験していただき、自己検診の参考にしてください。
女性更衣室(健診)に設置しておりますので、触りたい方はスタッフまでお声をお掛けください。
また、乳腺自己視触診の方法も合わせてご覧ください。