私共は、岡山県倉敷市にあります倉敷成人病センターのグループ医療機関として、2003年に発足し、お陰様で今年21年目を迎えました。上海コミュニティでは、長年、親しみをもってグリーンの名でお呼びいただいています。海外へ一歩踏み出した皆様を、医療面において誠意をもって下支えすることを使命と考え、世界展開するシンガポール、ロンドンにあります姉妹クリニックとともに日々の診療に従事しております。
海外での生活は、言語、習慣だけでなく、職場、子育て環境など様々な変化があり、とてもストレスなことばかりです。その中で、ひとたび体やメンタルの不調を生じれば、不安が倍増することは想像に難くありません。当院では、一貫した日本語対応はもとより、日本と変わらぬ医療サービスをご利用できるように、人材と設備の充実を図っております。
2024年4月現在、日本人医師6名(医科4名、歯科2名)と日本への留学経験者を含む8名の中国人医師が診療を担当し、循環器内科、腎臓内科、消化器内科、皮膚科、小児科、婦人科、整形外科、放射線・超音波診断科など各々の専門分野だけでなく、外傷初期治療など一般的な病気にも幅広く対応しています。一方で、難治な症状、疾患につきましては、上級病院の専門医との連携をとりますのでご安心ください。
また、設備面では、単独のクリニックとしては珍しい、日本製の医療機器(64列CT装置、上部下部消化管内視鏡、超音波診断装置等)を導入し、血液尿検査施設も兼ね備え、小回りの利く、迅速な精査を強みとしています。
今後は、上海日系クリニックの先駆けとしての歴史に奢ることなく、皆さまの充実した海外生活をご支援するために職員一同努力を重ねて参る所存です。
これまでと同様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
上海グリーンクリニック
院長 石田勝則